SSブログ

御旅所に憩う小動物たち [神戸市東灘区]

前回の求女塚東公園(東求女塚古墳)から南へ10分ほど歩くと、
海岸のすぐ近くまで下りてきます。
海岸といっても、神戸市東部の臨海部のほとんどは工業地帯で、
沖にはすぐ埋立地「住吉浜」があり、風光明媚な海岸風景は望めません。

この辺りは、「灘五郷」として知られる日本有数の酒どころで、
五郷の1つ「御影郷」地区にあたり、酒造メーカーの酒蔵が見られます。

そんな日本酒の匂いがほのかに漂う街並みを散策していると、
立派な鳥居とグラウンドがある御旅(おたび)公園に着きます。

ここでは、求女塚東公園と全く同じコンビが並んでいました。
P1000576-2.JPG

ウサギ
P1000580-2.JPG
前に倒した耳が特徴的。

インコ
P1000579-2.JPG
求女塚東公園より若干色あせ気味。

P1000578-2.JPG
配置も似ているのでデジャブ感が。


ここ御旅公園には「本住吉神社御旅所」があります。
P1000582-2.JPG
本住吉神社(もとすみよしじんじゃ)は、ここから1kmほど北方、
JR住吉駅近くにある由緒ある神社で、「住吉」の地名の由来です。
「御旅所(おたびしょ)」とは、神社のお祭の際に神様(神輿など)が
巡行の途中でお休みする場所のことを言います。
神戸の神社の神様の多くは、最初海から上がって来て、浜で休憩したため、
ほとんどの神社の御旅所は昔の海岸近くにあるのだそうです。
P1000584-2.JPG
今でも5月の本住吉神社の例大祭「だんじり祭り」では、
住吉地区の複数のだんじりが集結し公園は大いに賑わいます。
東灘は「だんじりの街」でもあります。
P1000575-2.JPG
お祭りのない静かな夏の日。午後の日差しの中で


今回の動物生息地:神戸市東灘区住吉南町 御旅公園

共通テーマ:趣味・カルチャー